ルーム・トゥ・リード・南アフリカは、人種的不平等と貧困に立ち向かい、教室での母国語での授業と高機能な図書室を合わせた総合的な識字教育プログラムを推進しています。基礎教育省、学校、地域社会と協力しながら長続きするインパクトを実現しようとしています。
ルーム・トゥ・リード・南アフリカは、人種的不平等と貧困に立ち向かい、教室での母国語での授業と高機能な図書室を合わせた総合的な識字教育プログラムを推進しています。基礎教育省、学校、地域社会と協力しながら長続きするインパクトを実現しようとしています。
南アフリカは比較的経済的に豊かな国でありながら、人口の多くは今なおアパルトヘイト時代の遺物である不平等や貧困に苦しんでいます。1948年から1994年までの間、少数派の白人政権が人種隔離政策を行い、何十万人という市民が強制的に移動させられました。交渉による和解後、ネルソン・マンデラ大統領とその政権は抜本的な社会的変革を実行し、雇用を創出しようとしましたが、南アフリカ国民の大半は今も機会に恵まれず、多発する犯罪やHIV/AIDS感染の問題に直面し、国民の約3分の1がまだ貧困ライン以下の生活をしています。
ルーム・トゥ・リードは2006年に南アフリカで活動を開始しました。識字教育プログラムは識字指導を行う教師の養成や学校図書室、そして数多くある公用語による読書用教材のニーズに直接応えるものです。東ケープ、リンポポ、ムプマランガ、ハウテン省でプログラムモデルを実施し、南アフリカの公用語全11言語による読書用教材を出版しました。識字教育プログラムは政府の教育政策や優先課題に沿ったものであり、今までに支援を行った学校は469校、教師数は1,021人、学生数は362,180人に上ります。